高岡淑郎

日米の医療制度、医学教育のギャップにとまどいを感じながらも、日本独特の文化がある限り米国の真似をしても意味のない事であり、むしろ 両者の良い所を少しでも地域医療の現場に生かすのが私の使命であると努力を続けて居ります。 特に脳外科領域の中でも頚椎、腰椎を含めた最もポピュラーな脊椎、脊髄疾患が、脳外科、整形外科の境界領域であるせいか、適応を正しく選べば良い手術成績が得 られ、日常生活の質の改善に大きく関与するにもかかわらず手術が行われていなかった事に気づき、積極的に手術を行い既に 800 例を超えました。残りの 300 例は、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳腫瘍、顔面痙攣、三叉神経痛を全て網羅してい るのは云うまでもありません。